んにちは
今まで2回に分けて
・大学のレポートとは何か、
・レポートの種類とは何か?
・そのなかでもテーマの設定や書き方パターン
などなどを知らせてきました。

まだ細かいところもありますが、レポートを書くための
最低限のことをお知らせしたつもりではございます。

今回は仕上がったの後に何をしたらよいのかを
書いていきたいと思います。

の前にもう一度、もう一度レポートの書き方をゼロから振り返ってみます

⒈テーマ設定
⒉テーマに対する疑問や仮定の設定
⒊疑問に答えるための材料集め(文献・資料等)
⒋アウトラインの設定
⒌レポート書いて、提出

という流れですね。
それでは仕上げの過程について述べていきます。

・①他人と自分の考えをきちんと分けよ!!

レポートを書く際には必ずこの点は気を付けましょう。
例え文献の作者の考えが「この人と私の考えがは同じだ」
だからといってその文章を、
自分で考えて書いたかのように写してはいけません

この行為は盗作・剽窃という犯罪に当たるものです

じゃあどのようにするのか?
引用・参照したら大丈夫です。

⑴引用した部分を「」(カギカッコ)でくくればよい

例を示しましょう。
 
 
最上敏樹は国際機構についてこう述べている。
「破壊された秩序の回復都戦争終結時の現状維持を主目的とする機構」(最上,2006,p23)。

という感じです。笑
「まだわかりにくいよ」って言いたいと思います。

じゃあ例で示したように。○○は本の作者の名前を書きましょう。
そして引用した部分を「」内に
一字一句そのまま書き写しましょう
そして、その後に(名前,本の出版年,ページ数)を書けばOKです。

しかしこれで終わりではありません。
レポートを書き終えた時に
参考文献を設けて
引用した本を詳しく示さなければなりません。


 ~~~~~だから私は○○だと考えます。(ここでレポート終了)

参考文献
最上敏樹,2006,『国際機構論』,東京大学出版会

という感じに書きます。
つまり
作者,本の出版年,『本の名前』,出版社名
です。

また引用の仕方は様々ですので
『社会学評論スタイルガイド』
というサイトを御覧ください。

http://www.gakkai.ne.jp/jss/bulletin/guide3.php

もう一つみなさんが利用するのは、ウェブ情報ではないでしょうか。
じゃあ既述した社会学評論スタイルガイドを例にしましょう

日本社会学会,2006,「日本社会学会倫理綱領にもとづく研究指針」,日本社会学会ホームページ,
  (2009年2月2日取得,http://www.gakkai.ne.jp/jss/about/shishin.pdf)

著者名,最終更新年,「タイトル」,ウェブサイト名*,(取得日,URL)
を参考文献一覧に加えましょう。
この件も関しても既述したHPに書いてありますので
安心してください。

・その他注意すべきこと

その他注意事項を挙げていきます

・特に指示がなければ表紙をつける

表紙には、
担当教員、開講曜日・時限、「授業名」レポート
タイトル(テーマ),学部・学科、学籍番号、名前

くらいは書くべきでしょう。

「ですます調」ではなく「である調」で書く
大学のレポートはもちろん、企業の企画書なども「である調」です

話し言葉と書き言葉をきちんと区別すべし
レポートは書くものです
話し言葉は厳禁です。

外来語(カタカナ)は好ましくない
ルー大柴さんのように一部英語を使うような
言葉遣いはやめましょう。
「なんなら英語でレポートを書いてこい」
と先生に言われるかもしれませんよ。

・書き終えた後には

「やっと書き終えたぁ。提出しよう」

と思ってもまだ早いですよ。笑
レポートには誤字脱字等はつきものです。
絶対に見直してください。

・パソコン越しではなく、印刷したレポートを見直そう
見直しといっても、パソコン越しだと、どうしても
書き手目線でそのレポートを読んでしまいがちです。
だから印刷して、書き手から読み手目線で見直してみましょう。

・音読してみよう
音読して、確認することでリズムの乱れが
顕著に表れます。
やはりレポートというのは、人に読ませるものです
だからいかに読みやすいレポートかも
評価のポイントです。

・友達にも読んでもらおう
友達に読んでもらうことで、わからない部分等
自分の盲点を教えてくれるはずです。

・見直しは書き終えた翌日にしよう
書き終えてすぐ見直していても、正直間違えに気づかないことが
よくありますので、短くても1日はレポートを
寝かせてあげましょう。

これでレポートについての記事を終えたいと思います。
3回に分けて書きましたが、少しでも読者の力になれて
いれば、私も幸いです。

ではレポート頑張ってみてください

参考文献
渡辺政春,2009,『知のツールボックス』,専修大学出版局
櫻田大造,2008,『「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術』,講談社


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